通信大学卒業&教員免許用単位取得しました! -6ページ目

ステイト・パークに行く

今日は平日だけど夫の授業がなくなったので、ステイト・パークに遊びに行ってきた。ステイト・パークというのは州立公園で、ヒューストンから1時間以内圏内だけでなんと11ヶ所もある。でも今日はなぜか1時間圏内の公園が軒並みAccess Restricted(進入制限)だったため、1時間半のレイク・リヴィングストン・ステイト・パーク に行った。


進入制限だった理由の多くはハンティング。チェックしておいて良かった。撃たれたらしゃれにならないよなぁ。こっちでは猟銃のチラシが毎週入るくらい盛んで、つい最近もCNNで狩猟に対する年齢制限を設けるべきかという議論をしていた。


レイク・リヴィングストンはその名の通り湖畔に広い敷地を持つ公園で、たくさんのオート・キャンプ・サイト完備している。アメリカで本当にうらやましいのは、こんな風な広々とした土地だ。何台かキャンピング・カーを見かけたが、なんせ広い公園なので人の姿を見たのは数えるほどだった。ヒューストンという中都会から車で1時間半で大自然というところがアメリカらしい。トレイルを歩いて、野鳥の声を聞いて、とてもリフレッシュした1日だった。

ライス大学音楽学部のコンサート

昨夜はライス大学音楽学部 の大学院生による交響楽団のコンサートを聴きに行った。この音楽学部は全米でもトップクラスと言われているだけあって、素晴らしい演奏だった。第一部は、卒業生でプロのピアニストJenny Olivierをソロに招いて、学生のPaul Kimの指揮によるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番 。最初こそ硬さが残る演奏だったが、次第に盛り上がり、一体感のあるエネルギッシュな演奏を聴かせてくれた。韓国系のまだ若い指揮者の技術に感心した。第二部は学部長であるLarry Rachleffの指揮で、ブラームスの交響曲第三番 。こちらは最初から魅せてくれた。学部長の指揮は、当然のことながら学生の指揮よりも安定感があり、学生たちもちょうど良い緊張感を持って伸び伸びと演奏していた。楽章の間には、指揮者である先生が満足そうに微笑んだりしている。そのため生徒が100%の力を安心して出しているという雰囲気。学生の指揮も高いレベルにはあったと思うが、指揮者が違うとここまで違うということを実感させる演奏だった。


ライス大学の音楽学部は独自に、コンサートホールリサイタルホールパイプオルガン付きリサイタルホールオペラシアターリハーサルホール がある建物を持っている。これらの会場の種類と雰囲気が、日本の複合ホール施設、りゅーとぴあ の各施設に似ていて驚いたが、よく考えればりゅーとぴあが西洋のホールの構造を真似ているのだろう。ちなみに昨夜の会場はコンサートホール。座席数は最大1000席と大きいながらもアットホームな雰囲気だった。

BA from ベネズエラ

今日は教会の英会話のあとで、ベネズエラ人+コロンビア人+私という、ラテンな(?)ランチを食べた。フレンチ・カフェでだけど(笑)。ベネズエラ人のグロリア の友達のノエリアはビューティー・アドバイザー(美容部員:BA)。ランチを食べながら、Mary Kay というブランドを紹介をされた。今度彼女の自宅で、ここの化粧品を紹介する会をしたいとのこと。ノエリアによるとMary Kayは特に基礎化粧品が良くて、エスティー・ローダーより高品質で、しかも安いんだって。上にリンクしたウェブ・サイトを見る限りでは確かに高くはない。そしてノエリア自身もとてもきれいで、17歳の娘と15歳の息子がいるとは思えないほど若く見えるし、美しい肌の持ち主。年齢を聞いてみたが「けっこう上よ。」とさらっと流されたのでわからず(笑)。


でも私はあんまり興味がない(お金もない)。「夫が学生で、私も仕事がなくてお金がないなので買えない。」と言うと、買わなくていいって。まぁそういうもんだよね、最初は。うーん。たぶん彼女は日本人を開拓したいんだろう。ヒューストンにいる日本人の内訳は、学生・駐在・お医者さんだし、興味とお金のある日本人はきっといる。でも友達には豪遊してるような人はいないんだよなぁ。


ノエリアはアメリカ人の旦那さんと結婚してこっちに来たんだって。ベネズエラのコスメ関連の専門の資格を持っているそうで、こっちで同じ仕事を続けたいという気持ちはわかる。いい感じの人だし、成功するといいね。

Crassic Christmas Carols

サンクスギビング休暇も終わり、街は普段どおりの落ち着きを取り戻し…ていないような(笑)。見慣れた通りも、毎日どこかの家が新たにクリスマスの飾り付けを始めて、どんどん景色が華やかになっていく。ギャラリアという大きなショッピングモールの室内アイススケートリンクの真ん中に、これまた大きなクリスマスツリーが飾られて、モール周辺の街路樹のイルミネーションも点灯していた。


今日は教会でコーラスの練習。もちろんクリスマス・ソング。♪The Twelve Songs of Christmasという12曲のクリスマス・キャロルから成るメドレーを歌っている。とても綺麗なメロディで、クリスマスにまつわる物語をドラマチックに描いた歌詞は、クリスチャンではない私でもその美しい情景が想像できるほど。その中の1曲、♪We Three Kings of Orient are (リンクから音が聴けます)が特に気に入った。新約聖書の「Adoration of thge Magi(東方三博士の礼拝)」という場面で、イスラエルに生まれた「ユダヤ人の王(キリスト)」を捜しに、東方からマギ(博士)たちがやって来るというお話らしい。歌詞が韻を踏んでいて、歌うと気持ちがいい。以下は歌詞の一部。

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We three kings of Orient are,
Bearing gifts we traverse afar,
Field and fountain, moor and mountain,
Following yonder Star.


(我らはオリエントの3人の王、

贈り物を持って遠くから旅をしてきた、

野原や泉、荒野や山を越えて、

遥かなる星に導かれて。)

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(dari拙訳)


絵画でもこの場面を主題にしたものがたくさんある。その中でも特に穏やかで美しいのは、ジオットのこれじゃないかな。ちゃんと星も描かれている。


giotto Adoration of thge Magi

Giotto 『Adoration of thge Magi』

シンガー板尾と板尾の嫁

長期休暇ということで、日本の友人に送ってもらったとっておきのビデオ『ガキの使いやあらへんで 罰ゲームスペシャル』を観た。面白くて死ぬかと思った。この手の笑いに飢えてたことを実感。特に「板尾の嫁」の真顔が最高(知ってる?)。ビデオを楽しんだ後、お笑いに火のついた夫がどっかのサイトから、『ごっつ』のトップテンコントで板尾がとんでもない歌を歌っている動画を入手。

シンガー板尾  輝くシンガー板尾。

♪海開き

東京コミュニケーション 人見知りするか
海開きのシーズンだぜ 俺は泳げないけど 
砂まじりのコミュニケーション
人見知りするか ハッ


写真、歌詞ともこちらのサイト からいただきました。

動画はこちら


追伸 最近、変な商用トラバが来るので、一時的に停止にしてみました。

サンクスギビング

サンクスギビングは正月に似ていると思う。前日から往来は帰省する車で騒々しく、それが済むと一転してしんと静かになる。サンクスギビング・ディの夜は家族や親戚、親しい友達が久しぶりに集まって、みんなで伝統的な料理を食べる。ターキーとクランベリーソース、マッシュポテト、パンプキン・パイ…。アメリカのサンクスギビングは、イギリスから来た清教徒が先住民のインディアンに農業や漁などを教えてもらって、翌年の1621年に共に最初の収穫を神に感謝することから始まったそうだ。この伝統的なメニューはここから来ている。


ターキーは一羽を丸焼きにするのでさすがに食べきれず、残りは翌日のサンドイッチの具になる。サンクスギビングの翌日は、男の人はこのターキーサンドイッチを片手に毎年この時期にあるフットボールの試合をTV観戦し、女の人はアフター・サンクスギビングディ・セールに出かける。ディナー=おせち、フットボール=マラソン、セール=初売り、と考えると面白い。違うのはアメリカには翌月にクリスマスという最大の宗教行事が待っていること。クリスマスも家族と過ごすのが基本なので、正月っぽいけど。このサンクスギビングのセールで、クリスマスプレゼントを買うというのが定番らしい。


我が家の今年のサンクスギビングは、ディナーやらパレードやらをすっとばして、家でゆっくり鶏の丸焼きやパンプキン・パイを焼いて過ごした。ターキーは…。去年食べたけど、身がぱさぱさしていてあまりおいしくなかった気がするのでパス。キャサリンによると、マーサ・スチュワートのレシピ ならおいしいらしい。うーん。まぁでもやっぱり、ターキーは大きすぎて買う勇気が出ず、鶏に落ち着いた。丸焼き用の鶏の中に入っていたレバーと砂肝を鉄板焼きにして、久々の焼き鳥屋の味も楽しめるし。


maruyaki  ル・クルーゼで鶏の丸焼き


昨年は夫の友人にディナーに招待されて、伝統的なサンクスギビング・ディナーを体験した。ディナーの前に、家族・親戚・友達など総勢20人以上が輪になって手をつなぎ、ここに生かされていることを感謝した。ミシガンの田舎町、あたりは静かで家の灯は暖かく、神聖な気持ちになったことを思い出した。そのお宅には小さな可愛らしいおばあちゃんがいて、彼女の指貫のコレクションの話などを聞いて楽しんだ。お孫さんの旦那さんになる人もディナーに来ていたのだけど、彼が銃のコレクションをしていることをおばあちゃんはよく思っていないようだった。その日初めて本物の銃を見たけど、触れなかった。重くて硬そうだった。


教会の英会話の先生は、私は実はサンクスギビングは好きじゃないのと言っていた。苦手な料理を作らないといけないし、普段近くに住んでいない旦那の両親の家に行かないといけないから、だって。なんだか日本でもありそうな話。ともあれ、サンクスギビング・ディのゆったりした雰囲気は好きだなぁ。あと、セールもね!

夫の散髪をする

アメリカに来てから、夫の散髪は電動バリカンで私がしている。節約のためにしているのだが、体験者の話によるとこっちの床屋は下手だそうなので、一石二鳥か?今日でもう10回目くらい。だいぶ手際よくできるようになった。電動バリカンにはアジャスターが付いていて、頭皮からの髪の長さが3ミリ~4センチまで指定できるのでとても簡単。夫の場合はいつも、長さ2センチで全体をカットして、耳まわりや襟足を1センチ、もみ上げや生え際は6ミリでカットしている。


でも一度だけ、うっかりしてアジャスターを付け忘れて、カットしてしまったことがある。あのときは悲惨だった…(夫が)。アジャスターなし=ほとんど坊主。ミシガンの氷点下の冬空の元、寒々しいその姿は修行僧のようだった。今だに夫は毎回、アジャスターが付いているかどうかしつこいほど確認して、警戒を怠らない。トラウマなのね…。

Ben Foldsのライブ

夫とBen Folds のライブに行ってきた。すごく楽しかった!Ben Foldsは、ギタリストがいないかわりに、ベンがピアノと歌を歌うトリオバンド「Ben Folds Five」で1995年にデビュー。究極の負け犬ソング♪Song for the Dumpedが有名。高い食事をおごらされた後に振られた男の歌で、バンドのメンバーの実体験らしい(笑)。しかもこの曲には日本語バージョンまであって、ベンがたどたどしい日本語で♪金を返せ~、金を返せ~、you bitch!(失礼)…と歌っている。


ベンは前にも書いたように 見た目しょぼくれた兄ちゃんで(上のリンクでベンの写真が見れます)、実際あんまりイケてない男子の甘酸っぱい青春を描いた歌詞が素晴らしいんだけど、想像を絶するほどピアノが上手い。ほとんど神。こんな姿勢でリストばりの超絶技巧を次々と繰り出す。


ben


ベンの手にかかると、ピアノはギターにもベースにも、ドラムにもなる。ピアノの線の部分を爪弾いたり、打楽器みたいに連打したり、もう変幻自在。すごい。最後には、これぞロッカーというパフォーマンス、ギター壊しならぬピアノ壊しをご披露とばかりに椅子をピアノに投げつける始末。といっても、さすがにグランドピアノは壊れず(あたりまえか)。


ベンの心棒者と思われる、やっぱりちょっとイケてない善人風の若い兄ちゃんに囲まれて、素晴らしいライブを堪能した。ゲイには見えない男2人組多し(笑)。会場内でベスト・オブ・チビだった私は、ライブ中にいつの間にか前の方に押し出されて、わりと良くベンを観ることができた。そういえば前の人が埋もれた私を見て、ちょっとどけてくれてたような。しょぼくれ系男子にはいい人が多いのか?夫も違和感なく溶け込んでいる(笑)


その夜のライブハウスは、ベンのライブのあとに80'sナイトのイベントがあるらしく、ライブが終わって出て行く私たちとこれから入っていく人の客層の違いが面白かった。黒ずくめで編みタイツのシンディ・ローパーみたいなおばちゃんと、しょぼくれ系男子たち。どちらも目を合わせないが、内心「だっせ~」(80's)、「こっわ~」(ベン)と思っていたことだろう。

教会の英会話で日系のおばあさんに会う

昨日の昼までは30℃くらいある夏のような蒸し暑さだったのに、夕方にどしゃ降りになって一転、セーターを着てもいいくらい寒くなった。極端な天気…。


ところで今日は、別の教会の英会話に行ってみた。いつものとこより人数が少なく、クラスは私と韓国人の女性と、日系二世のおばあさん先生メアリーの3人だけ。メアリーの両親は福岡から来たそう。メアリーは日本語を話せないけど、彼女のお孫さんが大学の交換留学生として九州大学に行っていたことをうれしそうに話していた。


山崎豊子の『二つの祖国』という小説を思い出した。太平洋戦争時のアメリカに住む日系二世の物語で、重いテーマを持つ読み応えのある作品だ。自分の祖国はどちらなのかという問いに、二つの国が敵対する状況で答えなければならなかった主人公の苦悩は計り知れない。


山崎豊子 二つの祖国 (上)


メアリーは80歳。私の祖母も同じくらいだ。メアリーを見て自分の祖母を思い出したと言ったら、とても喜んでくれた。どちらも戦争中に青春時代を迎えた世代だ。祖母に戦時中の話を聞いたことがあるが、新潟の田舎町にいたせいか、映画などで見るような悲惨な話はでてこない。ただ華美を控え、軍需工場で朝から晩まで働いていたそうだ。


それでも、ときどき工場に来る素敵な軍人さんに片思いをしたり、農家の男性に求婚されたり、まぁいろいろはあったらしい(笑)当時の祖母に結婚の意志はなく、「一生食べることに困らない」という理由で農家の男性との結婚に乗り気だった祖母の親を納得させるのが大変だったそう。もし祖母がその人と結婚してたら、私は生まれていないと思うと不思議な気がする。 この詩を書いた茨木のり子 さんも同じ世代。


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「わたしが一番きれいだったとき」

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落してしまった 

わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差だけを残し皆発っていった

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに
年取ってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのように
              ね

ケーブルテレビがやって来た!

ついに、我が家にケーブルTVがやって来た!100チャンネルくらいあるんじゃないかなぁ。すごい。夫が大学バスケの試合が観たいというので、ちょっと贅沢かなぁと思いつつも導入した。夫の話によると、私たちがミシガンにいた頃から応援し続けたミシガン州立大学の選手たちの活躍が見れるのが、今年までらしい。来年になったら卒業してしまうか、いい選手はプロに行ってしまうんだって。普段から食費以外お金使ってないし、英語の勉強にもなるし(無理やり)。


今日見た中で一番面白かったのが、ディズニーチャンネルでやってた『くまのプーさん』の飛び跳ねすぎるティガーが、飛びながら木に登って降りれなくなるというお話。ティガーのハイテンションぶりが良かった。


今はCNNの『ラリー・キングライブ』という『徹子の部屋』みたいなトーク番組で、4人の女性カントリーシンガーたちのちょっといい話(?)を見るともなしに見ている。去年楽しみに見ていた『アメリカン・アイドル』というスター誕生みたいな番組で優勝したケリー・アンダーウッドも出ていてびっくり。相変わらずちょっとダサいけど、歌は抜群にうまいなぁ。それにしても、カントリー・シンガーって演歌歌手っぽい。今ベテランシンガーがケリーにアドバイスしてるんだけど、小林幸子が長山洋子にアドバイスしてるみたいで面白い。