アメリカのESLの種類と授業料 | 通信大学卒業&教員免許用単位取得しました!

アメリカのESLの種類と授業料

アメリカ生活も3年目。ずっと英語と奮闘を続けてきたわけなんですが、その過程でいろんなESL(English as a Second Language・英会話学校)に行きました。ここでその種類と授業料を、授業料が安い順からささっとご紹介します。


1 公立ESL

州などから財政補助を受けているため基本的に無料。テキストも貸し出される。国籍はあまり裕福でないとされている国の人が多く、人数も多い。生徒の年齢もまちまち。待たないと入れないときも。授業の質は、人数の多さとレベルわけのアバウトさから、あまり高いとはいえない。先生はESL指導のための教育を受けた人だが、当たりハズレがあるので、事前に情報を仕入れておくことが大切。


2 教会のESL

教会の慈善活動の一環として行われているため基本的に無料。テキストは貸し出すところと購入するところとある。授業の中で必ずバイブルを読む時間が設けられる。人数・レベルわけは教会による。先生は教会員がボランティアで行っていることが多い。教会内でESL指導のためのスキルアッププログラムもあるようだが、基本的に時間があって教会活動に熱心な素人の叔母さまが教えているので、体系だった授業は望めない。生徒は駐在の奥様など、誰かに付いてアメリカに来た人が多い。


3 コミュニティカレッジのESL

コミュニティカレッジの中にあるESLで、留学生も多数在籍。きっちりしたクラス分けテストがあって、生徒は10~20人くらい。先生は有資格者。ここからアメリカの大学に入ることを目指す人も多く、生徒の年齢は若め。聞き・書き・読み・話すの4技能のそれぞれにフォーカスしたカリキュラムが組まれている…らしい。実はここは自分が行った事がないので詳しくはわからない。授業料は州内居住者か州外居住者か外国人かによって違って、外国人身分として考えると、私立ESLの半分くらいらしい。


4 私立ESL

完全に独立している学校とと大学に付属している学校がある。付属の場合、単位が認められるかどうかは学校による。授業料は週10時間×7週で500~800ドルくらい。先生は有資格者。きっちりしたクラス分けテストがある。4技能に対応した授業。人数は10人以下。大学や大学院に通う予定の人が半分くらいで年齢構成は20歳代が多い。


私が通っているライス大学付属の私立ESLは、4のタイプで授業料は710ドル。単位は認められない。読み・書きのクラスと、文法・会話のクラスがある。レベル1~7まであって、私は今レベル4の文法・会話クラス。レベル4は、文法は日本の中学生レベル、会話はTOEIC700くらいのレベルかな。新式TOEFLで大学入学に必要なスコア(250くらい)を出したければ、レベル6は修了する必要があるとのこと。なかなか厳しいですなぁ。


いろいろ通った結果、今行っている私立ESLが一番勉強になっている気がする。授業料に完全に比例してますね。都会には上記1~4のどの種類の学校もありますが、前にいたミシガンの町は田舎過ぎて、4はありませんでした。その代わり1のタイプが充実してました。楽しくインターナショナル生活を送りたければ、1や2でお友達を作ってわいわいやるといいし、英語をがっつりがんばりたければ、3か4がおすすめです。なお上の分類はdariの独断と偏見で構成されてるので、違うよ~とか何かあればコメントいただけるとうれしいです。