Trip to San Antonio | 通信大学卒業&教員免許用単位取得しました!

Trip to San Antonio

ヒューストンから西へ車で3時間行ったところにある、サンアントニオという街に行ってきました。ここはまさにテキサスの心、Heart of Texasという街でした。スペインから宣教師がネイティブ・アメリカンに布教をしにきた300年くらい前から街が発展した、アメリカにしては歴史のある街です。この街で有名なのはなんといっても、テキサス軍VSメキシコ軍の戦いがあったアラモ砦で、この戦いは映画化もされています。テキサスという一州とメキシコという一国が戦うなんて、まるで薩英戦争(薩摩藩VSイギリス)みたいだなぁと思いましたが、これとはちょっと事情が違って、テキサス軍は中央集権化するメキシコに対して自治を求めて、カリスマ武将たちを中心として集まった多国籍軍で、対するメキシコはスペインか ら独立したての新しい国だったんです。夫から教えてもらったんですが、その頃のメキシコの政治体制は、強い大統領サンタ・アナによって連邦制から中央集権制に移行し、その独裁的な体制に反発して民主主義的な政治体制を掲げた集団がテキサス多国籍軍としてメキシコに戦いを挑んだのだそうです。ちょうどその頃、日本でも坂本竜馬が新しい国のあり方を夢見ていたことを思うと、天の配剤というか、歴史の不思議さを感じます。でもなんともすごいと思うのは、テキサスでは自分の所属すべき思想や集団を自分で決めることができたということ。テキサス軍の親分のひとりであるトラヴィスは相当魅力的な武将だったようです。昨年の大河ドラマ『義経』でも基調となっていた「男が惚れる男」によるドラマとしても、傭兵っぽいというか、浪人っぽいというか、男気溢れる感じでいいですねぇ。

texas army テキサス軍

インディアンからデンマーク人までいたらしい。

alamo 砦の中心にある教会

アラモ砦は、もともとはスペインからの宣教師が作った教会を中心としたコミュニティのあった場所でした。そこが廃墟となった後に、砦として使われたというわけです。教会内にはテキサス軍関係の女性や子どもが隠れていたとされる部屋もあり、興味深かったです。

texas flag はためくテキサス州旗

テキサスでは、アメリカ国旗とテキサス州旗が並んではためいているのをよく見かけます。